- 観測データ
- 津波波形データ
- 気象庁( 概要 外部サイト )
- 気象庁の保有する検潮所や巨大津波計によって観測された津波の情報
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気象庁保有の観測データについて
気象庁の保有する検潮所や巨大津波計によって観測された津波の情報は、週間地震概況や、地震・火山月報(防災編)で発表されています。 ここでは、津波警報・注意報、津波情報の発表状況や、津波を観測した津波観測施設名、到達時刻、最大波の高さなどが公開されています。 また、平成28年11月22日に発生した福島県沖地震の際のように、暫定結果が報道発表資料で公開される場合もあります。 これらの資料で用いられている気象庁が保有する観測情報は、気象庁地球環境・海洋部海洋気象課海洋気象情報室長宛に、「気象庁保有情報の提供申請書」に、
- 1.提供を受けたい情報の種類・範囲(期間及び地点)
- 2.利用目的
- 3.連絡先
を記載して申請すると電子データを提供して頂けます。
観測点の位置については、国土地理院が運用する海岸昇降検知センターの験潮場一覧(各験潮場情報)、もしくは、地震調査研究推進本部が管理する地震観測施設一覧の「検潮・津波観測施設」で確認することが出来ます。また、申請時には、県単位での指定も可能とのことです。
観測期間は、検潮所(又は巨大津波計)によって異なり、例えば、釧路地方気象台によって管理されている釧路では、1950年以前の観測記録もあるようです。
具体的には、気象庁地球環境・海洋部海洋気象課海洋気象情報室に電話でお問い合わせ下さい。インターネット経由でオンラインでデータをリクエストする窓口はありません。申請様式などを電子メールでお送りいただけます。なお、これらのデータの申請先は、気象庁地震火山部ではありませんので注意が必要です。また、データの取り扱い(二次配布の許諾など)については、都度ご確認下さい。
- ナウファス(全国港湾海洋波浪情報網:NOWPHAS)( 概要 外部サイト )
- 国土交通省港湾局・各地方整備局・北海道開発局・沖縄総合事務局・国土技術政策総合研究所および港湾空港技術研究所によって構築・運営されている沿岸の波浪情報網の観測データ
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全国港湾海洋波浪情報網(ナウファス)波浪観測データについて
ナウファス(全国港湾海洋波浪情報網:NOWPHAS: Nationwide Ocean Wave information network for Ports and HArbourS)は,国土交通省港湾局・各地方整備局・北海道開発局・沖縄総合事務局・国土技術政策総合研究所および港湾空港技術研究所によって構築・運営されている沿岸の波浪情報網で,有義波実況,周期帯波浪実況,潮位実況,毎分沖平均水面のリアルタイムデータが提供されています.古くは,1970年の観測データが公開されています。
例えば,青森東岸沖の毎分平均海水面(沖合)リアリタイムデータは,ここで見ることが出来ます。 「過去データ」から2011年東北地方太平洋沖地震津波のデジタルデータがダウンロードできます。 その他,すべての観測点の時系列データもダウンロードできるが,20分間隔で津波解析には不適であるため,別途申請手続きを行う必要があります。
申請先:国土交通省 港湾局 技術企画課 技術監理室長
申請内容:
- 1.データ使用目的
- 2.データの提供を受ける観測地点と期間
この時,GPS波浪計,USW,湾内の潮位計を区別すること。 - 3.提供データ
ナウファスのGPS波浪計、海象計、USW及び潮位計で観測された波高(海面高)の生データ(1秒または0.5秒サンプリング) - 4.提供データの使用・公表について
- 5.連絡先(氏名,所属,電話番号,メールアドレス)
連絡先:
申請様式等は,国土交通省 港湾局 技術企画課 技術監理室まで電話でお問い合わせ下さい。
その他,利用条件等は,ホームページや利用申請書を利用者で責任を持って確認して下さい。
- 国土地理院( 概要 外部サイト )
- 国土地理院が保有する験潮場で観測された潮位データ
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国土地理院潮位データについて
国土地理院が保有する験潮場で観測された津波の情報の一部は気象庁に提供され、地震・火山月報(防災編)などで発表されています。これらの資料で用いられている。国土地理院が保有する観測情報は、国土地理院の潮位データ提供ページからダウンロード出来ます。観測潮位もしくは、TP換算潮位が指定可能で、任意の日付(1日分)の30秒毎の潮位データをダウンロード出来ます。
最も古い観測点は、宮崎県の細島と石川県の輪島で、1894年1月に開設されているが,オンラインで指定できるのは2006年1月以降となっている。
ダウンロードした輪島の2016年1月(1ヶ月間)の観測記録の例 - 海上保安庁( 概要 外部サイト )
- 日本海洋情報センター(海上保安庁・海洋情報部)の観測データ
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海上保安庁保有の観測データについて
日本海洋情報センター(海上保安庁・海洋情報部)
URL: https://www.jodc.go.jp/jodcweb/index_j.html(日本語) https://www.jodc.go.jp/jodcweb/(英語)
2つのデータ提供システム
・オンラインデータ提供システム:(J-DOSS)
URL:https://www.jodc.go.jp/jodcweb/JDOSS/index_j.html
日本近海域での水質・流速観測等の多種多様な観測情報を収録・NEAR-GOOS 遅延モードデータベース (RDMDB)
URL:https://near-goos1.jodc.go.jp/index_j.html
海上保安庁の検潮所の30秒潮位観測データは、遅延モードデータベースにて公開。1ファイル1月分のデータとして収録。
30秒潮位観測データの観測地点
観測点:紋別*・室蘭*・浦河*・吉岡*・竜飛・大湊*(青森県)・釜石・千葉・芝浦*・横浜・横須賀・南伊豆*・三宅島・八丈島・神津島・粟島(新潟県)・舞鶴*・広島・呉・徳山・博多・門司*・佐世保・厳原・大分・大泊(鹿児島県)・西之表・中之島・名瀬
収録期間:無印:1996年10月~現在, * : 1996年10月~2008年3月
遅延モードデータベースでのデータ入手手順
(1)データ取得ページ URL: https://near-goos1.jodc.go.jp/vpage/index.html へ移動
(2)初めて使用する場合、ユーザー登録を行う。メールアドレス,所属機関,氏名,電話番号,利用目的を記入。
(3)再びデータ取得ページに戻り、登録した e-mail アドレス入力し、データ取得ボタンを押下
(4)データ検索は3通り。
データ収録期間(年月): 特定の年月の複数の項目のデータをまとめて取得可能
データ種別: 観測項目を1つ選び、対象年月のデータを選択。複数地点の潮位観測データを同時にまとめて取得できない。
旧データ種別:津波関連で該当するデータはなし。
(5)項目にチェックを入れてダウンロードを押下すると、データ利用申し込みフォームが表示され、利用目的・所属機関の種類を選択。(機関名・メールアドレスは任意入力)2回目以降は、フォームの入力は省略。
※技術資料・書式説明はサイト内のページを参照
※J-DOSS提供のデータは、「日本海洋データセンター」提供の旨を明記の上、成果物の提出を求められるが、遅延モードデータベースに関しては成果物の提出に関する記載はなし。 - DART( 概要 外部サイト )
- アメリカ海洋大気庁(NOAA)が構築した海底水圧計ネットワークの観測データ
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DART (Deep-ocean Assessment and Reporting of Tsunamis)データについて
DART (Deep-ocean Assessment and Reporting of Tsunamis)は, NOAA (National Oceanic and Atmospheric Administraion's) PMEL (Pacific Marine Environmental Laboratory)が構築した海底水圧計ネットワーク。 NDBC (National Data Buoy Center)ウェブサイトから必要な観測点をクリックし,期間を入力すれば水圧(水深)データが得られる。 最新の観測点位置などのメタデータは,このページで確認できる。 古い観測点(例えば,55015)は,2006年からデータが提供されている観測点もある。
通常は,15分毎のデータ(7カラム目が1)が提供されている.トリガがかかると,1分もしくは15秒サンプルのデータが提供される。 図は,2016年3月2日12時49分48秒(UTC)にスマトラ島沖で発生した M7.8の地震時のインド洋の観測点23401の記録。 平常時は青点の15分間隔のデータが記録されており, 何かイベントが発生すると,遡って1分間隔(緑腺)のデータが提供される.もっと変化が激しい時間帯は15秒間隔のデータ(赤)が提供される。
- 津波痕跡データ
- 津波痕跡データベース( 概要 外部サイト )
- 東北大学災害科学国際研究所および原子力規制庁が整備を進めている日本沿岸の津波痕跡高および津波堆積物のデータベースであり、「津波痕跡高情報」と「津波堆積物情報」で構成される
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津波痕跡データベースについて
津波痕跡データベースは、 東北大学災害科学国際研究所および原子力規制庁が整備を進めている日本沿岸の津波痕跡高および津波堆積物のデータベースであり、 「津波痕跡高情報」と「津波堆積物情報」で構成されています。
津波痕跡高情報は、 既往文献に収録された既往津波の痕跡高(浸水高、遡上高、浸水深など)を整理したデータベースであり、 国内の津波痕跡高の情報をほぼ網羅しています。データはWeb-GIS上で表示出来るとともにダウンロードが可能となっています。 また、データには津波専門家の精査により独自にデータの信頼度が付与されており、使用目的に応じたデータの抽出が可能です。
津波堆積物情報は、 既往文献に収録されたイベント堆積物の情報を整理したデータベースであり、 津波痕跡高情報と同様にWeb-GIS上で表示出来ます。 津波堆積物情報のデータベースは2017年8月に公開されましたが、公開時点では主に2011年までに出版された査読付き文献のデータが掲載されています。
URL: https://tsunami-db.irides.tohoku.ac.jp/ - 津波堆積物データベース( 概要 外部サイト )
- 産業技術総合研究所が行った津波堆積物調査の結果が整理されたデータベース
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津波堆積物データベースについて
津波堆積物データベースは、 産業技術総合研究所が行った津波堆積物調査の結果が整理されたデータベースであり、他機関が実施した調査結果は含まれておりません。 データはWeb-GIS上で位置を選択して、柱状図や津波堆積物の評価内容を確認できます。データによっては、論文公表前の暫定的な情報も含んでいます。
URL: https://gbank.gsj.jp/tsunami_deposit_db/ - Global Historical Tsunami Database( 概要 外部サイト )
- アメリカ海洋大気庁(NOAA)が整備した紀元前2000年からの「津波イベント(Tsunami event)」と「津波遡上(Tsunami runup)」で構成される
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Global Historical Tsunami Databaseについて
Global Historical Tsunami Database は、 NOAA/WDS により整備されたデータベースであり、Tsunami Event databeseと Tsunami Runup databaseで構成されています。 データは紀元前2000年から現代までをカバーしており、Tsunami Event databese は2,000波源以上、Tsunami Runup database は13,000地点以上のデータから検索することができます。
Tsunami Runup databaseの検索結果例(画像をクリックすると検索結果に飛びます)