ベンチマーク問題

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漂流物・建物倒壊
[実験]港湾における津波漂流物の数値解析
[実験]津波による陸上コンテナの漂流挙動に関する水理実験

[実験]港湾における津波漂流物の数値解析
 概要
港湾に津波が来襲した場合の船舶や木材の漂流・衝突による被害予測のため、津波による漂流物の移動モデルの構築を行った。モデルは、浅水理論による平面2次元津波計算と個別要素法(DEM)を基にしており、他の漂流物への適用も可能なものになっている。モデルの妥当性は、水理模型実験により行われている。模型実験では、防波堤の有無、船舶模型の初期位置を変化させ、想定されうるいくつかの複雑な条件を対象に行っており、それらに対するモデルの有用性が検討されている。そして本モデルが、船舶の陸上への乗り上げや防波堤の乗り越え、港内に生成された渦と共に回転しながら船舶が漂流する現象を再現可能であることが確認されている。
 参考文献
藤井直樹、大森政則、池谷毅、朝倉良介、武田智吉、柳沢賢(2005):港湾における津波漂流物の数値解析、海岸工学論文集、Vol.52、pp.296-300. 論文レビュー
 詳細内容とデータ一式
ファイル : 港湾における津波漂流物の数値解析(約0.4MB)

[実験]津波による陸上コンテナの漂流挙動に関する水理実験
 概要
Nistor et al.(2017)による陸上コンテナを対象とした、津波による漂流挙動に関する実験データである。入力津波(水位時系列データあり)による陸上コンテナの最終移動距離、拡散角度をベンチマーク問題として提供している。陸上コンテナの配置パターンは9通りである。
 参考文献
Nistor, I., Goseberg, N., Stolle, J., Mikami, T., Shibayama, T., Nakamura, R., Matsuba, S.(2017):“Experimental Investigations of Debris Dynamics over a Horizontal Plane”, Journal of Waterway, Port, Coastal, and Ocean Engineering, Vol.143(3), pp.1-15. 論文レビュー
 詳細内容とデータ一式
ファイル : 津波による陸上コンテナの漂流挙動に関する水理実験(約37.0MB)